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Butt end

私の作製するバンブーロッドは#4以下が主流で、これらの低番手ロッドの場合、Cap&Ringのリールシート金具を自作しております。

これが#5以上の高番手ロッドになりますと、Cap&Ringでは華奢に見えて、アップロックなどの着実にリールを固定できるリールシート金具のほうが実用性があるように感じます。

 

以前、スイッチロッドを作った際に、エクステンションバットを取り付けようと考えたのですが、シングルハンドでキャスティングするときに案外邪魔だったので、シングルハンドの時にはエクステンションバットを取り外しできるようにしようと考えました。

脱着可能なエクステンションバットを加工するのは簡単なのですが、エクステンションバットを取り外した時のバットエンドをどうするか?

 

結果的には写真のようなバットエンドになりました。

これはセラミック製であるため竿にリールをセットし、ラインを通す際にバットエンドが地面に接触しても傷つくことなく、非常に重宝するバットエンドです。

 

バットエンド形状を設計して、セラミック加工業者に加工依頼し、オリジナルのバットエンドを作製したのであればかっこいいのですが、、、

 

実はこのバットエンドは市販品を流用しております。

ホームセンターに売っている引き出しの取っ手なのです。

数百円で各種手に入るので重宝しています。

 

難点は、取っ手のおねじに合うめねじをリールシート金具エンド部分に加工してやらないといけないぐらいです。

 

リールシート金具の色合いともマッチして、傷がつかず、安価に入手可能。

これ、お勧めします。

 

このリールシート金具はリールシートフィラー付きで4000円を超え、案外高価なのでこれも自作できないかと考えています。

 

このリールシート金具はリールフットが収まる部分が膨らんだポケット形状になっているため、これを作ろうとするとプレス加工が必要となり、個人ではなかなか取り組めません。

 

なので、Cap&Ringのようにフィラーを偏芯加工させ、Capにすれば加工できそうです。

この場合、ネジ部分を偏芯加工と同じように切り抜く必要がありますが、これもフライス加工ではなく、偏芯治具で旋盤加工できると思います。

 

 

 

 

話はそれましたが、スイッチロッドの着脱式エクステンションバットにはホームセンターに売っている引き出しの取っ手が使えると言うことです。

 

作製したスイッチロッドは8’06”でシングルハンドで振るのは半日限界ですが、、、。

 

この着脱式エクステンションバットを販売したら売れるかなあ!