修理履歴


SAGE503L、505Lのリヤセンターキャップの修理を行ないました。

各部寸法を計測して、花梨瘤材で加工いたしました。

 

多分純正パーツのキャップは樹脂製なので、熱膨張差により、特に低温側で樹脂が縮んで、外れてしまったのではないかと推測致します。

 

熱膨張の異なる材料同士の接着には、弾性接着剤を使用して、熱膨張差に起因する伸縮を接着剤の弾性で吸収するようにすることが肝要です。

 

各種リールのキャップ等を紛失した場合でも何なりとご相談ください。


写真左がMEDALIST1392、右が1492です。

1392はラインガードが無いので右巻き、左巻き関係なく使用できるのがいいですね。

リールフットの交換依頼がありましたが、1392はリールフット部のピラーがカシメられており、ピラーを残してフットのみ交換して欲しいとのことでした。

純正のリールフットに使用されているネジはリールフットの裏面よりも飛び出しており、ネジ自体も加工する必要があるんですが、インチネジでそのネジのダイスが無く、ねじ切りプログラムを作成しました。

 

何とか無事にリールフットを取り付けることができ、これでどんなロッドにも装着できると思います。

 

大量のネジを加工することは出来ませんが、紛失したり、破損した数個のネジであれば、何とか加工することができます。

ダイスがあれば安価に加工することができます。

ダイスがない場合はねじ切りプログラム作成費用が必要になりますが、手に入らないネジ、また、ネジサイズ等が不明なネジを加工することができる数少ない修理屋さんです。

どうぞお気軽に相談をお願いいたします。

 

メダリストであれば、ラッチカバー等も加工できますが、商標の関係で、フルーガーや、メダリストと言ったロゴを入れるとまずいみたいです。

それ以外のオリジナルなロゴを入れることは出来ますので、ご相談ください。

スカルプチャードピラーなども加工いたします。

 

 


ノブ交換は常に依頼がある状態です。

最近交換したノブたちの写真を掲載しておきます。

ウッド(花梨)、エボナイト、ジュラルミン、鹿角等々

様々な材料でノブを加工することが可能です

 

基本的にノブは定期的にグリスアップして使用したほうが良いのですが、ノブ自体を分解できない構造を採用しているメーカーがあります。

 

そのようなメーカーのノブ交換も良くするのですが、大抵グリス切れ状態でノブがキュルキュルと悲鳴を上げています。

 

分解できるような構造に敢えて変更することで、オフシーズンにはグリスアップしたり、磨いたりするような時間を設けて頂きたいものです。

 

 


アンティークリールがロッドに装着できないとのことで、リールフットを新たに加工いたしました。

 

眠ったままのリールはございませんか?

お気に入りのリールがお気に入りのバンブーロッドに装着できないとのことで、ロッド側の金具を少し内径を広げる加工を行ない、リールを装着できるように加工いたしました。

 

結構お気に入りのリールが装着できないロッドと言うものが世の中には存在します。

 

リールフットを加工するのか?

ロッド側を加工するのか?

 

他のリールの装着具合にもよりますが、どちらにも対応できるように加工いたします。

No Name リールのクリック部分を加工して追加しました。

このリールにはクリック機構がなく、オーナー様よりクリック機構を付けて欲しいと依頼され色々考えた末に加工したものです。

ハーディーリールのノブ交換は頻繁に修理を行っています。

それだけハーディーリールの愛用者が多いことの裏返しなんですが、スリワリ加工されていないノブのネジは自分で交換することが難しく、特に年代物のリールの場合はグリース切れでキュルキュルと音のするノブも少なくありません。

 

メンテナンス性を高めるためにはやはりスリワリネジ加工されたのネジ留めのノブがいいと思います。

併せてザブトンも少しおしゃれに加工してみました。

 

フルーガー メダリスト1492を左巻きに変更したいとの要望がありました。

ラインガードを移設するために新たにフレーム側の座グリ加工を行ない、ネジが綺麗に収まるようにしています。

私は基本的に左巻きが好みなので、自身のメダリストも左巻き用にラインガードの移設を行なっています。

転倒してHardy Flyweightのフレームを骨折させてしまったとのことで修理依頼がありました。

骨折部分を旋盤で除去加工して、新たにリング状のパーツを作製して、リール側とリング裏面側にドリル穴加工し、ピンを圧入接着して修理致しました。

 

通常はフレームが破損したら、そのまま使用するか、押し入れの肥やしになってしまいますが、何とか修理を行い第一線で活躍できるようになりました。

このリールはハンドルノブもグラついていたので、ノブも作り直しています。

Ari.T.Hart SEATROUTリールの巻き方向を右巻きから左巻きへ変更いたしました。

このリールはワンウェイベアリングが圧入されているので、このワンウェイベアリングをどうやって抜いたら良いのか悩みました。

Web検索しましたが、専用の治具を使ってとしか記載がなく、通常のベアリングの抜き方についてYoutubeで勉強して治具を自作して何とか左巻きに交換することが出来ました。

 

Hardy Marquis LWT5のラインガードを作製しました。

フレームの外径形状にフィットするようにリングの裏面部分を加工して、うまくフレームに収まるように加工いたしました。

また。ネジ固定は中央部に長穴が存在する関係で、その長穴を避けた部分に2個のネジで固定する方式にしました。

材質はBrassで、シルクラインやシャークスキンのようなラインの場合はBrassが削られる恐れがありますが、今回は通常のケミカルラインとのことなのでBrassで加工しております。

こんなラインガードでよろしければ、お手持ちのリールにラインガードを作製いたします。

Daiwa Silver Creek 1とWychwoodのRever&Stream 2/3サイズのノブ交換依頼がありました。

Daiwa Silver Creek 1は花梨紅白でWychwoodのRever&Stream 2/3サイズはマーブルエボナイトでノブ加工を行なっています。

 

とくにWychwoodのRever&Stream 2/3サイズのノブはスプールの曲面部分に取り付けられており、ベース部分の加工は3D加工が必要となり、結構難しい加工が必要でした。

無事修理完了です。 

 

WychwoodのRever&Streamn純正ノブはチープな感じがするのと、フライマンには少し回しにくい形状だと思います。

同意見をお持ちの方 ノブ加工いたしますよ!

Hardy Perfectリールのハンドル一式交換

 

純正のプラスチックっぽいノブ(左側写真)が嫌で、象牙のようなノブにして欲しいとの依頼がありました。

ノブは鹿角、座布団も新たに作り替えて、少し高級感を持たせたノブに致しました。

 


ビルバランのリールで、スプールのギアが無くなっていたものを修理致しました。

ギア径を計測して、同様の外径のギアを入手してスプールの内径に合わせて内径加工、厚みを調整して回転止めの穴加工してスプールに接着+圧入して修理致しました。


キラク HALCYONE トラウトリールですが、転倒してリールフットが変形したものを自分で削って使用していたとのこと。

(写真上)

 

リールフット形状を確認し、新たにリールフットを作り直しました。

 


Abel TR-1の裏面キャップを紛失してしまったとのとこで修理を受けました。

折角なのでWoodで加工して欲しいとのことでしたので花梨瘤材でキャップを加工いたしました。

何層にもコーティングして、表面の凹凸を無くし、磨き上げました。


リール用各種ネジ加工もたくさん引き受けております。

ネジ形状が判らない場合は、リールを送付していただきネジ形状を計測して、加工しております。

大量のネジを加工することはできませんが、リールの特殊ネジ等を数個単位で加工するは得意です。

 

ネジでお困りのことがございましたらご相談ください