真鍮製のフレームとジュラルミン製のフェイスプレート いわゆるバイメタルと言われるリールを加工しております。 異種金属を貼り合せ、その熱膨張差によって変形させるバイメタルとは少し違って、い異種金属ですが、熱膨張差によって変形してもらっては困るのです。...
リールフットはいわゆるリンゴ割りと言われる手法で作製しています。 今回はニッケルシルバーでリールフットを加工しています。 φ25mm×67mm程度のニッケルシルバー棒を準備し、ドリル加工と中ぐりバイトで内径18mmの貫通穴を加工します。 続いて写真のように外径24mmに加工した後になだらかなテーパー加工を旋盤で行ないます。 加工後、全体を研磨します。...
既に1月も半分過ぎてしまいました。 あと1か月でハンドクラフト展です。東京の浅草の東京都立産業貿易センター2/14(金)~16(日)まで開催されます。 リールの在庫が少ないので、リールの加工を進めています。 オーソドックスなエボナイトやスタビライズドウッドを使用したリールなどを加工予定で、只今加工真っただ中です。...
フライリールの修理屋さんをやっていまして、100台/Yearほどフライマンのリールを修理しています。 今年も結構修理を行なったような気がします。 その中で今日はTed godfreyリールについて書きたいと思います。 修理内容は写真からも判るようにS字ハンドル中央のセンターネジと、リヤ側のセンターネジがそれぞれ無くなってしまったとのことでした。...
FARLOW リールのリールフットが大きすぎてお気に入りのロッドにセットできないので加工して欲しいとの連絡がありました。 ハーディーリールも然りなのですが、古いパーフェクトリールなどは、リール本体とリールフットの接合面は本体のR形状に合わせたR形状のリールフットになっています。 このR形状の加工に関しては、やったことが無いのです。...
PEERLESS 1A デザイン的に洗練されていて、どんなロッドにも良く似合う。 マシンカットされたボディは加工精度も高く、良いリールだと思います。 を紛失したとのことで加工依頼がありました。 このリールは右巻き仕様です。...
Bill Ballanの修理依頼です。 1、ピラー部のネジ紛失 2,クリック不良 Bill Ballanのクリック不良は良くあります。 購入して30年程度たつと大概クリッカーが摩耗してクリックが機能しなくなります。 Bill Ballanのクリックはノッチ数が多く、細かなギヤが使用されているのでクリックの感触は良いと思います。 さて、このBill...
Waterworksリールは今どきのラージアーバーリールを代表するようなリールです。 ラージアーバーリールは、フライラインの巻き癖が付きにくく、巻取り速度も速く、素晴らしいドラグ機構も兼ね備えており、リールとしてはほぼ完璧に近いリールです。 唯一の難点と言えば、リール自体の持っている雰囲気というか、味わいみたいなものが少ないのかな!と思うのです。...
このリールも先日お預かりした複数台のA.T.H(アリハート)リールの1台です。 左巻きで使用しているが、順方向の巻取りもドラグが掛かったようになっているとのこと。 先日のA.T.H(アリハート)リールと同様に裏面のゴムキャップを外して、小さなスリワリネジを取り外して、ドラグノブをCCW方向(反時計方向)に回すと分解できました。...
先日のイベント時に修理依頼があったリールです。 私はFaceplateと呼んでいますが、一般的にはsideplateと呼ばれているこのパーツが割れて、波打っているので交換して欲しいとのことでした。 持ち帰って取り敢えずこのプレートを取り外そうと思いましたが、このS字ハンドルの取り外し方が判らないのです。 「Ted Godfrey」リールと銘板があります。...