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バンブーロッドビルディングプロセスの中で、単調ながらも集中力を必要とするのは曲がり直しとWrappingだと思います。
今回はWrappingについてお話いたします。
竹竿は手に取って、ライン通して振ってみて購入するのが理想ですが、ふつうはそっと眺めるだけの場合がほとんどだと思います。
「竹竿は見た目が重要」
これは私の尊敬するビルダーさんの言葉です。
目に見えているところが丁寧な竿は目に見えない部分も丁寧にやっているかもしれないけど、目に見えている部分が丁寧でない場合は目に見えない部分はもっと手を抜いている可能性があると、、、。
そう教わったので、Wrappingは特に気を使っています。
以前は結構辛かったのですが、最近は結構好きな工程になっています。
というのも、ここ数年は兼業農家みたいな状態で、農作業をすることが多く、その中でも辛い作業として草刈りがあります。
うるさいエンジン音、腕を振り回すことによる疲労、暑さ、寒さ、得ることのない充実感。
これに比べればWrappingは静かな部屋で、音楽でも聴きながら、また、コーヒーブレイクでも挟みながら作業することができ、悪くない作業という位置づけに昇格しています。
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Wrappingはタイイングと同じで巻けば巻くほど上達するので、できるだけ色んなWrappingを行って上達したいです。
めんどくさい事はやり続けるとめんどくさくならなくなる。
これは本当です。
私が初めて本格的な源流に連れて行ってもらった時、足がガグガクになって凄く疲れたんですが、その時に「毎週通えば、体が慣れてしんどくなくなるかも?」と考え実践したのですが、1カ月も続ければ慣れます。
ですからWrappingも続けて体に染み込ませています。
めんどくさい工程がイニシャルプロセスだと、シンプルでよいプロセスは楽に感じる。
楽なプロセスを継続するとめんどくさい工程は嫌になる。
ならばめんどくさい工程を続ける。私はそんな性格をしています。