最近は色んなフェルールを使ってるビルダーさんがいます。
カーボンフェルール、グラスフェルール、バンブーフェルール等々、、。
軽量フェルール、曲がるフェルールは興味がありますが使ったことがありません。
多分昔から金属フェルールに変わるフェルールを多くのビルダーが試行錯誤しながらやっていたのだと思いますが、現代まで残っているロッドはニッケルシルバーのフェルールが大半です。
金属フェルールはミクロン単位でのすり合わせを行っており、オスフェルールとメスフェルールとが密着した状態を作り上げることができます。
カーボンやグラスフェルールを使用する場合メスフェルールの内径、オスフェルールの外径が真円になるように加工を行っていればそんなに問題はないような気がします。
バンブーフェルールはメリットもデメリットもあると思いますが、フェルール部分がブランクよりも盛り上がった状態になっていることがロッドデザイン的に好きになれません。
通常のブランクの対面幅が4.3mmだとして、バンブーフェルールの肉厚を0.5mmとするとバンブーフェルール部の対面幅は5.3mmになります。
対面幅5.3mmだと私の#3ロッドではバットエンドから20インチ当たりの寸法に相当します。
さらにそのフェルール部をスレッドでグルグル巻きにして、エポキシコーティングなどを行って曲がりにくくしていること。
それなら最小限の肉厚で最小限の長さの金属製フェルールと大して変わらないんじゃないかと思ってしまいます。
私が知らないだけでそれ以上のメリットがあるのかもしれませんが、、、。
どんなフェルールであっても一番いけないことは、ロッドを振っているユーザーさんに、折れるんじゃないかと不安を抱かせること。