· 

ウレタンコーティング

バンブーロッドのコーティングはディッピングと拭き塗り、刷毛塗りに大別されます。

ディッピングはきれいに仕上がりますが、コーティング剤の消費量が大きいこと、グリップ部分は一方向からのコーティングしかできないこと、天井高さが必要なこと等々の理由で採用しておりません。

 

拭き塗りは、亜麻仁油、リンシードオイル、タングオイル等を何度も拭き塗りするのですが、コーティング厚さを稼ぐことが難しく、薄いコーティングに適した方法なので採用しておりません。

 

私はどちらかと言うと源流志向で大きな岩がゴロゴロと並んでいる間からサイトフィッシングするのが好きなので、バンブーロッドが岩を叩いたりすることがたまにあります。

コーティングの厚さが薄いとバンブー自体に傷が入る可能性があるため、コーティング厚さはある程度以上の厚さを確保したいと考えています。

当然のことながらコーティング厚さがロッドアクションに及ぼす影響も少なからずあるとは思いますが、ブランクが傷つくことが嫌なので、集めのコーティングを刷毛塗りで行っています。

 

水彩用の筆でコーティングしているので、小物類であってもこの筆でコーティングすることができます。

最近では、バンブーラニヤードやバンブーブレスレット等々に使用するバンブーピース、バンブービーズの要望も増え、ロッドモーターで回転させたバンブーピース、バンブービーズに刷毛塗りすることも多くなりました。

 

 

この小さなバンブーの破片にラッピングするのも結構大変で、更にトリムを入れたりするのも大変なのですが、大変だからこそ喜んでもらえると信じてラッピングしています。

 

刷毛塗りはこのようなコーティングにも対応でき、しかも消費するコーティング剤は数ccでいいので、環境に優しいコーティング方法だと感じています。

 

そういえば、以前バンブーピースにスネークガイドをラッピングした投稿をしておりましたが、その完成品にさらにこのバンブーピースを足してラニヤードを作りたいと考えています。

 

これはまだラッピングしらバンブーピースは盛り込んでおりませんが、このようなラニヤードを作製いたしました。

 

バンブーピースにラッピングしたスネークガイドは、

ラニヤードの留め具として活用しようと考えています。

このスネークガイドにラインクリッパー、フロータント、ティペット、フォーセップなどをぶら下げて、軽快な恰好でバンブーロッドを振る!

こういったシーンで使用していただきたいと考えています。

 

値段設定は非常に悩ましいのですが、バンブースネークガイドを6個、バンブーピースを4個使用したラニヤードは結構な値段になってしまいます。

 

2月のつるやさんのハンドクラフト展に出品する予定ですので、お値段はその時に!

 

どうしても気になる方がいらっしゃいましたら、ご連絡をお願いいたします。

 

全景は以下の通りです。

首あて部分は柔らかめのキップシュリンクレザーを使用し、長さ調整できます。

 

水難除けのお守りである鹿角付きです。