ウレタン入荷待ちの間に次のロッドのラッピングを開始しました。
このロッドは6’6” #2 5pcでブランクカラーはアイボリーでとの指定を受けており、メーカーにお願いして入手したブランクです。
ついでにお願いしたのが、フェルール部分の加工で、フェルール部分は自分で作業するのでピスゴット部分を接着しない状態で入手できるようにお願いしました。
これで、フェルールを差し込んだ状態での隙間が全ピースで同じようになるように調整することも可能になりました。
このロッドもやはりスレッドが滑りやすく、トリムが難しかったです。
また、このロッドにはフェルール部分の口割れ防止用にメタルパーツを付けてほしいとの要望があり、メタル加工も行い、黒染めして準備しておきました。
このような簡単なメタルパーツ加工は特に図面を準備することもなく、フリーハンドで加工しています。
同じパーツを繰り返し作製する必要がある場合は、図面引いてNCプログラムを作製して加工するのですが、少量加工の場合は手加工するのも気分転換出来て楽しいものです。
そうこうしている間にウレタン樹脂が入荷したので早速コーティングを実施しました。
ジャスパーはやはりアンティークな雰囲気が出て、Retro Rodにふさわしい色合いになりました。
ブランクカラーとジャスパーの色合いとゴールドが高級感を醸し出しているように思いますが、残念ながらこの組み合わせは私の提案ではなく、お客様からの要望です。
流石グラスロッドを沢山所有している人のセンスを感じる組み合わせに感心致しました。
このロッドはリールシートが完成したら終了で、6’6”ロッドの方はラッピングを終え、エポキシ塗布に取り掛かりました。