私が作製しているリールのハンドルノブ材料として、白いハンドルノブは鹿の角を加工しています。
アイボリーで自然特有のスジや汚れ等も含めて好きな材料です。
奈良県⇒鹿の角⇒奈良公園という思考になりますが、奈良公園の鹿の角ではありません(笑)
加工時は特有の臭いがあるのですが、その匂いも少しずつ慣れてきたような気がしています。
ハンドルノブは直径9mm程度であり、12mm程度の径の鹿角を加工しています。
と言うことは、鹿角の先端部分は細くてテーパーがあり、ハンドルノブとしては使用できないのです。
鹿角は水難除けのお守りとして用いられているようで、私にとっては不要部分である先端部で鹿角のキーホルダーを作ることにしました。
鹿角は水分により伸縮するようで、切断した鹿角にダボを打ち込んだだけでは、濡れたり、温度変化等でダボがいつの間にか抜け落ちることが予想されます。
私はネジ付きダボを作製し、鹿角にねじ込むことで伸縮や温度変化に対して鹿角が抜け落ちることが無いように配慮しています。
ネジ付きダボはM3とM4で加工しており、鹿角の大きさによって使用するネジ付きダボを選定しております。
何個加工したかは把握しておりませんが、これだけでも結構な時間がかかりました。
ネジ付きダボはジュラルミン製でダボの穴あけやねじ切りは自動では加工しておらず、手作業であり、更に加工後の表面を研磨しており、これにも時間がかかりました。
鹿角の方は切断面を旋盤で端面出しを行い、穴あけ加工後にタップ加工を行い、端面のエッジ部分をヤスリで削り、滑らかな状態にしております。
更には鹿角の表面には泥汚れ等が付着しており、この表面を軽くサンディングして綺麗な状態にしています。
鹿角は各種サイズがあり、小さいもので20mm程度から長いもので78mm程度のものまであります。
お守りとしてキーホルダーにしたり、これからの季節のラニヤードアクセサリーにもピッタリだと思います。
値段はおおよその目安として鹿角の長さ×2.5円にしたいと思います。
したがって小さいものは500円から一番長い78mmで1950円です。
色んなサイトで鹿角を販売されているようなので、値段比較、仕上り比較検討してみてください。
ご要望の際は、各種SNSやこのHPからの問い合わせ等でご連絡ください。
送料は実費(郵送なのでMaxでも120円)で対応いたします。