先日からフランスからの留学生がホームステイしてるんです。
女の子で、礼儀正しくとても可愛い娘なんですが、ホームステイのために、私の作業部屋を明け渡しておりまして、
何も作業ができない状態が続いております。
逆を言えば、うら若き乙女を旋盤、フライス盤などが鎮座する作業部屋に寝泊まりさせている状態であり、
初めて部屋に案内した時には、「There are dangerrous machines and tools」と言うと、ワーオ!と反応しておりました。
広い家でなくて申し訳ない気分です。
で、今回も以前より加工を進めている、Victorinoxのお話です。
まず、簡単にカバーの交換方法について説明したいと思います。
まず、使用する工具ですが、
・カッターナイフまたはデザインナイフ
・マイナスドライバー
初めにVictorinoxに付属しているピンセットと爪楊枝を抜き取ります。
次にVVictorinox 本体の金属部分とプラスチック部分との境目にカッターナイフを差し込みます。
差し込む位置は写真を参照願います。
カッターナイフを差し込むと、少し隙間ができます。
このプラスチックのカバーは4か所で嵌合されています。
その隙間にマイナスドライバーを入れてこじると、2か所の嵌合部分外れます。
2か所の嵌合が外れたら、手でプラスチックカバーを持ってプラスチックカバーを外向きに変形させると残り2か所のカバーも外れます。
反対側も同様にしてカバーを外すことが可能です。
Victorinox の本体に設けられている片側4か所の突起がプラスチックカバーの座グリ部分に嵌合するような構造になっているのです。
ですから、何度もカバーの脱着を繰り返すと次第に嵌合性が失われていきます。
これはウッドカバーも同様です。
ウッドカバーの装着はピンセット、爪楊枝が収まる部分の切り欠き部の方向を確認した後、本体の突起部とウッドカバー部の座グリ部の位置を合わせを行い、表面、裏面共に位置合わせを行った状態で、本体の突起部分があった付近を指で加圧するとゆっくりと嵌り込むと思います。
なお、嵌合がきつくて指の力ではうまく嵌合しない場合は、バイス等で挟み込んで加圧するのが望ましいのですが、その時にはバイスとウッドカバーの間に傷防止のために厚手の布などを挟み込んで加圧してください。
どうしても強度の関係でプラスチック製のカバーよりもウッドカバーのほうが厚みを確保する必要があるため、その弊害として、ピンセット、爪楊枝の出し入れが少々複雑になってしまいます。
というのもピンセット、爪楊枝には出し入れしやすいように根元部分に突起部分が形成されており、この突起に爪を掛けてスライドさせてピンセット、爪楊枝を引き出すようになっていますが、ウッドカバーの厚みのせいでピンセット、爪楊枝の突起部分とウッドカバーの段差がなく、爪が引っ掛からないのです。
ウッドカバーとピンセット、爪楊枝の隙間に細いマイナスドライバー等を差し込んでスライドさせれば問題なく取り出し可能なのですが、いつもそんなものを持ち歩いているはずなどあろうはずのなく、ピンセット、爪楊枝の取り出しについてはご不便をおかけすることがございます。