ハンドクラフト展はコロナウィルスの影響で例年よりも若干人手が少ないように感じましたが、それでも大盛況の内に終了してしまいました。
当ブースに足を止めていただきましたすべてのフライフィッシャーの皆さんに厚くお礼申し上げます。
今回が3回目の出展で、まだまだ新参者で皆さんに顔を覚えていただくのがやっとの状況であり、私も時間のある限り会場内の出展者の皆さんにご挨拶して、名刺交換の際に、
「色んな加工を手掛けているので、何かお役に立てることもあろうかと思いますのでよろしくお願いいたします」
と営業活動も行っておりました。
来場者の皆さんに商品を見て頂くのが第1ですが、出展者さんに顔を覚えていただき、なにかお手伝いできればそれも非常にうれしい事なので苦手な営業活動も進んで行いました。
すると早速私のブースにある出展者の方が来て、商品を見つけ、これと同じような加工で、別用途に使いたいけど加工できますか?とのお話を頂きました。
出展している商品はスリワリのネジ以外はほとんど自作しているので、その場で加工できますと答えると、図面を表示させたiPADで説明を始めました。
どうやらフライフィッシングとは直接関係ない本業の方のお仕事で使いたいものらしく、以前加工業者に加工依頼したものの加工できないとの回答だったとのことで途中で頓挫しているとのことでした。
図面を確認しても、難しそうなところはなく、一度試作してみますということで何やらトントン拍子に話が進んでいきました。
サンプルはすでに加工して、発送しております。
他にもリール用パーツの加工依頼とか、リールシート金具の試作依頼とかいろんなお話を頂きました。
本業以外に使いたいとのお話の方は、私が興味本位で加工したものの、用途を見つけられずにいたミニマグネットリリーサーでした。
以前にSNSのこのマグネットリリーサーの使い方についてアイデア募集したところ、いろんな話の展開の中で、ミニトラウトマグネットのアイデアが生まれました。
今回も提示したからこそ、新しいつながりに発展した訳で、何をきっかけでどのような展開に結びつくのか想像もできないドラマになってしまうのが非常に興味深かった出来事でした。
肝心の展示会の方はギリギリ間に合わなかった高番手リールを展示できなかったことが残念ではありましたが、何とか間に合ったダブルスタッカーや、レイズドピラー時計、今まで見向きもされなかったバンブーラニヤード等も好調でした。
やはり少しずつ顔を覚えて頂き、じっくりと商品をご覧いただいたことが良かったと考えています。
反省点もあります。
商品展示方法がやはり煩雑で見いにくいこと、これは去年の反省として、改良してはみましたが、まだまだ展示方法も見直しが必要みたいです。
それから、使用用途が判りづらい商品例えば、偏芯治具や溝内用ローレット、Victorinoウッドカバー等は商品説明を添えた展示が必要のようです。
反響の良かったダブルスタッカーは早速加工を開始して、5個程度は3月上旬までに加工を終えたいと考えております。
もし買いそびれた方が居られましたら是非この機会にお買い求めください。
ロッドの作製依頼や他の加工が順次始まりますので当面はこの5個のスタッカーのみになりそうです。
ハンドクラフト展では、色んなものを展示して、いろんな方と話をして、その中で得られたヒントを逃さないよう常にアンテナを張って情報収集したいと思います。