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2回目の釣り

先週の初めから週間天気予報を確認しておりました。一番気温の高い日は生憎家族との買い物の予定が入っており、仕方なく2番目に気温の高そうな水曜日に釣行を決まました。

 

どこに行こうかと考えていましたが、ある程度気温が高いなら源流に行こうと決め、当日は朝4時半に起きて!と

予定していましたが、予定よりも1時間も早く目覚め、まだ暗い中自宅を出発。

 

支流に向かう途中の道の岩清水がアスファルトを横断している部分にはおそらく2台のタイヤ痕があり、道を進んでいくと1台の車はどうやら登山者のようだ。

 

更に進んで、目的方面である更に支流にも1台のタイヤ痕がある。どうやら同じ目的を持った釣り人らしい。

そう思いながら進むと前方から1台の車が

すれ違い出来ないので、私が少しバックしてすれ違う際に、釣りですか?と声を掛けると、釣りの予定がゴム長を忘れたとのことで、引き返しますとのことで、私が源流一番乗りと相成りました。

 

6:00から1時間ほど川通しで歩いてから竿を出しました。

気温-2℃ 歩いたことで背中にはうっすら汗をかいていました。

 

先ずはStonewell Flies の石井さんのコンパラダン#14でスタート

2投目であっさり釣れました。

その後同じフライで数匹キャッチ やはり春先のコンパラダンは良く釣れます。

パラリと巻かれたエルクは視認性は余りよくはないけど、水面に乗った弱弱しいフライはトラウトの捕食スイッチを入れるようです。

日陰にはところどころに残雪があり、源流っぽさがあります。

 

この谷は車止めから川まで80mぐらい下ります。そこから川通しで15分ぐらい歩くと滝があり、その滝を大きく高巻きするのですが、川から80mほど登り、5分ほど歩き、また川まで下る工程があるのです。

 

この高巻きが結構きつくて、怖くて、できれば両手を使える状態で安全に歩きたいので、パックロッドを背中に入れていくことがほとんどなのですが、今回は、次回作製予定のロッドのイメージを膨らませるため、2ピースのバンブーロッドを持って歩きました。

 

日差しが出るまでは寒かったのですが、気温が上がるにつれ反応も良くなり、#16にサイズダウンし7Xのティペットに変更すると何のためらいもなく釣れます。

 

そこそこのサイズだけをピックアップしましたが気持ちいいほどあっさりと釣れてくれるのです。

シーズン始まったばかりの渓流に体が慣れていないせいか、石に滑ってコケました。

袖口が少し濡れるぐらいで済んだのですが、左ひざを強打して1分ぐらい痛みで吠えていました。

 

釣り進むと川は2つの支流へと別れます。今回は左の谷へ!

何度も通い続けたこの支流は魚の付き場も把握できているので、ほとんどの魚はまず、魚体を確認した後にキャストするサイトフィッシングで釣ることができます。

 

本日のバンブーロッドは7’00”#3 2PC”Roots"です。女竹で作製しています。

トンキンと比較して繊維が細く、粘る感じのアクションは私のお好みで、竹肌もに保温の女性のように奇麗なのです。

 

ゆっくりと、ゆったりとループを運ぶ釣りが大好きな私のお気に入りのロッドです。

 

 

 

結構バラシも多かったような気がします。

バーブレスフックはラインのテンションが緩むとバレやすく、フッキング直後や取り込み寸前にバラすことが多かったように思います。

 

青空が広がり気温も上がり、ライズもあり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

良く釣れたので予定していたポイントまではたどり着けず、途中で時間切れで引き返すことに。

ロッドからリールを外してベストのポケットに収納して、バンブーのフェルールを抜く、

あれ、抜けない、手袋はめて再チャレンジ、抜けない

1ピースロッドを持ったまま歩き始めます。(トホホ)

もう少し力をこめれば抜けそうな気もしましたが、手が滑ってガイドを破損させたり、ガイドが手に刺さったりするリスクを考えて1ピースのまま帰ることに!

 

ここから車まで約2時間15分程度 いつも14時ぐらいには引き返し始めます。

現流域に一人なのでアクシデントで帰れなくなることも考慮して、早めの行動を心掛けています。

また、チョコレートのようなハイカロリーのお菓子も持参するようにしています。

 

引き返し始めて10分ぐらいのところで流木を乗り超える際に滑り、左のふくらはぎを強打!

本日2回目の遠吠えを!

ひざもふくらはぎも触れると痛みますが歩いても痛みはなく、ゆっくりと引き返します。

 

滝を巻くために80m上り、5分歩き80m下るのですが1ピースロッドがあると登りも下りも怖い。

いつもより慎重に!

 

高巻きをやり過ごし、最後に川から車までの80mの登りでほとんどの体力を使い果たしてしまいました。

 

さて、車で帰り始めて1時間後、突然両太ももがつり、車を止めてもがき、その夜も1度両太ももがつりました。

久々にたくさん歩いたことで体がびっくりしたのでしょうが、良い1日となりました。