Blister Reelについてお話します。
昔のOvisの両軸リールにこんなリールがありましたよね!
細くて、重くて、でも雰囲気抜群のリールです。
そのリールを現代風にアレンジしてみたのがBlisterリールです。
当時の加工方法としては円盤状の板をプレス加工で膨らみ部分の加工をしていたのですが、我が家にプレス機があろうはずもなく、旋盤による切削加工で膨らみ部分を加工しました。
材料もジュラルミンで100g以下の重量のリールになっています。
実際にこのリールを加工して思ったのは、DT-3Fのハーフ+バッキング少々のラインキャパなので、使い方が限定されすぎてしまうのかな!ってことでした。
ちなみにこのリールのピラー幅は16mmです。
もう少しラインキャパの大きなリールを作ろうと、ピラー幅20mmのものを作りました。
これでDT-3Fのノーバッキングのライン容量なので、更にピラー幅24mmのものも加工しました。
24mmのものでDT-3F+30yのバッキングなので、通常の#3ロッドようのリールサイズとなりました。
このBlister Reelはピラー幅16mmのものを”NALLOW" 20mmのものを”MIDDLE" 24mmのものを”WIDE"と呼んでおります。
昔のリールをまねるだけでは面白くないので、Retrro Reelの意匠性を持たせるために、パフォレーションを六角形(バンブーロッドの断面)をイメージした配置にしております。
これらのリールはいわゆるバーミンガムタイプの両軸リールに分類されます。
そうなれば必然的にレイズドピラータイプを作ってみたくなるのは自然な流れなのです。
ということでBlister type"R" レイズドピラータイプも作製しました。
ピラー幅16mm、20mm、24mmの3タイプ
バーミンガムタイプと外径サイズは全く同じです。
バーミンガムタイプが好きな人も、レイズドピラーが好きな人も、
ワイドスプールが好きな人も、ナロースプールが好きな人も、
いろんな人の要望を満足できるラインナップになっています。
私は個人的にレイズドピラーのMiddleサイズが好きなんですけど、これにDT-2Fを巻いて楽しんでおります。
なお、このBlisterリールには通常ラインナップ以外に、
ブラスフレームであったり、パフォレーションなしタイプだったりと、可能な限り皆さんの要望に対応していこうと思っています。
ハンドル形状を変えたり、ノブ材料を変えたり、リールフットをリブフットにしたり、材質を変えたりと、色々対応していこうと思っております。
また、私が個人的に使用しているリールに関しては、貸し出しもOKですので、気になるリールがあればお気軽に申し出て頂きたいと思います。