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Medalistラチェットカバー-2

 

細かいことなんですが、フルーガー メダリストのラチェットカバーを少し設計変更いたしました。

右側が以前のラチェットカバーで、左側が変更後のラチェットカバーになります。

変更点は以下の通り

①外径サイズをφ20からΦ19に変更

②上部の切り欠き寸法を小さく

③文字位置を変更

④文字深さを変更

⑤裏面の肉抜き寸法を変更

 

①外径サイズ20だと、Φ20の丸棒の外径を加工せずに使用することとなり、キズや凹み等があってもそのまま使用しなければならないため、外径を1mm減らし、外形加工することで側面も綺麗に仕上げることができるようになりました。

 

②以前の切り欠きが大きすぎたようなので、デザインを見直してΦ19に対して最適と思える切り欠き形状に変更しました。

 

③以前の文字はMEDALISTのA付近がエッジギリギリになっており、研磨時にダレたりすることが予想されたので、文字を全体的に内側に配置するように変更しました。

 

④文字深さは浅いと研磨加工時に文字の一部が消えたり、読みにくくなったりするため、文字深さを0.05mm程度増やしています。

 

 

⑤裏面側は以前は1mmのエンドミルで加工しておりましたが、加工途中でエンドミルの破損があり、加工条件を落とすと時間が掛かりすぎる問題がありました。

1.5mmのエンドミルで加工できるように肉抜き形状を見直して加工時間の短縮を図りました。

 

写真を比較すると肉抜き部分が減少して重量UPになっているように思うのですが、実際には旧タイプが5.4gに対して、今回のは5.1gになっています。これは、外径サイズが1mm小さくなったことに起因しているようです。

 

噂によるとPflueger MEDALISTというロゴを入れて販売すると、メーカー側からクレームが来るとのこと。

Pflueger MEDALIST自体が商標登録されているのかもしれないですね!

 

メーカー側に迷惑を掛けることはできないので、Pflueger MEDALISTというロゴは入れずに、

お好きなロゴを入れて販売するようにしたいと考えております。

 

ですから、ここの写真にあるメーカーのロゴ入りのラチェットカバーの販売はせず、このような加工が出来るよ!という

加工サンプルの一例としてご覧いただければと思います