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Floatant Caseの特徴

10/30(土)に兵庫県神河町で開催される市川トラウトピクニックに出展させて頂きます。

その時にフロータントケースを販売したいと考えており、現在鋭意作製中なんです。

 

材料が10/23日に手に入ったので、加工を開始しているんですが、NCフライス加工時間だけでも60分ほど掛かるんです。

機械加工後にバリ取り研磨、ヒンジ接着、マグネット接着、コーティング、カニカンの取り付け等々がありますので、案外時間がかかってしまいます。

 

さて、フロータントケースの特徴としては、

・ 片手で開閉可能な構造。

・ D型ヒンジを使用した見せるヒンジ構造

・ Oリングによりフロータントの漏れ防止構造

以上については、何度か説明させていただいておりますので、今回は上記以外のアピールポイントについて紹介したいと思います。

 

・ フロータント収納部分の形状

・ 落下防止用穴部分のメタルパーツ

 

フロータント収納部分の形状ですが、手っ取り早く加工を行なうのであれば、フラットエンドミルで加工を行なえばよいのですが、フラットエンドミルで加工を行なうと掘り込み部分の底エッジ形状が直角になってしまいます。

そのため掘り込み部分に入れたフロータントを指先ですくい取るときに、底エッジにフロータントが残り、指先ですくい取れないことがあるのです。

なので、掘り込み部分の底エッジに指先のRと同程度のR面取りを行っております。

このR面取りを行うために、ボールエンドミルを使用した3次元加工によりR面加工を行なっております。

こうすることで、フロータントを最後まで指先ですくい取ることができます。

 

 

落下防止用穴部分のメタルパーツですが、フロータントケースを片手で開閉するためにカニカンを使用してベストに固定するようにしています。

これにより落下防止にもなります。

このカニカンをフロータントケースに接続するために穴加工をおこなって、2重リングでカニカンに接続しているんですが、この穴部分が摩耗にしたり、強度不足により破損したりすることを防止するために真鍮のスリーブを入れております。

 

この真鍮スリーブを入れることで摩耗防止、破損防止対策にしております。

 

フロータントケースは写真のようにメタルヒンジから始まりましたが、メタルヒンジの位置安定性が悪く、また、高価であったことからD型ヒンジへと移行しております。

また、開閉部分に指が引っ掛かるように少し窪みを設けたり、落下防止対策をしたりと何度も試作を繰り返し、不便な部分を抽出しては改善を行い対策してきました。

 

市川のトラウトピクニックには何個か完成品を持参したいと思っております。

Webshopでの販売用については11月にホームページに掲載予定ですので、もうしばらくお待ちください。