老眼が結構進んできており、ラッピングや細かな作業、その他日常でも手放せない状態になっているんですが、先日洗濯物を干し終えた後に、その老眼鏡が結構ずり落ちやすくなっていたので、フレームを少し曲げようとしたところ、ポッキリと折れてしまいました。
フレームを曲げる行動は、今まで何度となくやっていた行動なので、折れたのはショッキングでした。
今までは気温もそこそこ暖かく、かつ部屋の中でフレームを曲げていなのに対して、ここ最近の寒波や、外での作業後すぐにフレームを曲げたので、ポッキリといったのです。
結構時間に追われて作業を行っており、老眼鏡を新調する時間的余裕もままならないので、とりあえず応急処置として、皆さんが良くやるように瞬間接着剤でやってみました。
ところが、接着面積が少なく、眼鏡をかける動作をする際にどうしても力が掛かってしまう場所なので、簡単に剥離してしまいます。
また、折れた部分の形状に対してピッタリとフレーム同士を密着させて固定することも難しく、瞬間接着剤での試みは失敗に終わりました。
この状態で、接着剤だけを変えたところでうまくいくような気もしないので、少し考えました。
やはり、フレームの接着時に補強材が必要だろうということと、もう一つ、接着面を綺麗に平坦に加工して補強材を埋設しようと考えました。
眼鏡からテンプルと取り外し、レンズ部分が傷つかないようにウエスに包んで、フライス盤のバイスに固定し、平坦に加工を行ないました。
補強材は2本埋設すれば捩じれにも強いだろうと考えていましたが折れた部分のサイズは42mm×4.0mm程度だったので2本埋め込むことは困難と判断し、φ2mmの真鍮棒を埋めこむことにしました。
フライス加工後、中心にセンタードリルで穴あけし、φ2.0mmドリルで深さ4mmも穴あけ加工を行ないました。
フレームに真鍮棒を60分硬化型のエポキシ接着剤で接着し、そっと眼鏡をかけてみると、少し不安はあるものの問題なく使用できそうです。
どうしてもフライス加工して除去した部分があるので、フレームを完全に密着させると花部分に違和感があったので、少し隙間を開けて接着しました。不具合が出た際にはこの隙間部分を完全接着するようにしようかと考えておりますが、とりあえず応急処置としては何とか問題なく修理できたと思います。
でもやはり真鍮棒1本なので、強引に回転させると簡単に接着剥離してしまいそうです。
あくまでも応急処置ですね。
この応用編としては、この折れた部分の真鍮棒埋設の代わりにφ3mm程度のマグネットを埋め込んでも面白いかもと考えております。
多分φ3mもマグネットでは磁力が弱く、使用時に外れるような気がするので、マグネットリリーサーのような構造にして、フレーム内にはφ3mm程度のリリーサー部材を埋め込み、マグネット部分は少し膨らみを持たせて、φ4mm程度にすれば使用可能なレベルになるのかもと想像しております。
ということで、ロッドもリールも修理すると言っている以上、老眼鏡ぐらいは自分で直さないとね!
でも、これ他人に見つかると貧乏くさいですよね(笑)