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Wrapping

Bamboo Rodのラッピングを行ないました。

1本目は私の好きなブラウンカラーでのラッピングで、ラッピングパターンはいつものRoots Rodと同一パターンでラッピングを行ないました。

 

私はフッククーパーを使う使わないにかかわらず、フックキーパーがあったほうがグリップ付近が締まる感じがして好きです。

 

このラッピングパターンはフックキーパーを巻き終えた後に、濃いめのブラウンと通常のブラウンを3回転ずつのラッピングを繰り返してラッピングしています。

とてもシンプルなラッピングなんですが、案外と時間がかかるラッピングでもあります。

シルクスレッド#100の3回転での巻き留め

これが繊細ですごくいい感じなのです。

 

最近は#50のミシン用シルクスレッドでラッピングされているビルダーも多いですが、やはり#100の繊細なシルクスレッドワークで臨みたいものです。

 

フックキーパーの金具等も自作しております。

 

続いてはグリーン系のシルクスレッドでのラッピングです。

結構グリーン系カラーがお好みのフライマンが多いように感じます。

 

今回のバンブーロッドはナチュラルカラーとフレームフィニッシュのハイブリッドバンブーロッドなので、フレームフィニッシュ側ではグリーンの発色がハッキリと判らなくなるもしれません。

ラッピング直後は問題ないのですが、エポキシコーティングした時点で更に濃いグリーンになるので、黒っぽい感じにしか見えなくなるかもしれませんが、ナチュラルカラーのバンブーの部分だけでもグリーンの綺麗なカラーが認識できればいいなと思います。

 

このロッドは、フックキーパー部分から先端になるにつれて、スレッド幅を細くして、なおかつカラーを淡いグリーンになるようにグラデーションを付けています。

 

以前から何度も言っていますが、ラッピング作業は、私の仕事の中では珍しい静かな工程なのです。

 

ラジオでも聴きながらゆっくりとラッピングする時間は嫌いではありません。

ただ、眼精疲労からくる肩こりが付かいですが....。

 

ラッピングが終わればエポキシコーティング、ウレタンコーティングと進んでいよいよ出来上がりに近づくのですが、Cap加工が残っており、この加工も少しまとめてやっておこうと考えております。

 

グラスロッドの注文も頂いておりますので、当面はラッピングが続きそうです。