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価格変更について

2023年 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年明け早々にあまりお伝えしたくない内容ではありますが、黙って価格変更するのもいけずな感じがして嫌なので、ここで申し上げておきます。

 

材料の高騰により、価格変更しなければならない商品があります。

今のところ、Reelは何とか価格を据え置くように努力しておりますが、それ以外の商品については、材料の高騰分だけ価格に上乗せした状態に価格変更を行っております。

 

Goodsに関しては変更価格で表示しております。

今後、バンブーロッド、グラスロッドについても順次価格の変更を行い予定ですので、どうかご了承のほどよろしくお願いいたします。

 

バンブーロッドに関してはトンキンケーンの高騰、ガイド類の高騰と品薄、コルクの高騰、ニッケルシルバーの高騰、樹脂類の高騰により、材料のほとんどが値上がりしている状態です。

手作業の工賃を据え置いても価格高騰は避けられない状態なのです。

 

Glass Rodに関しては、ブランク価格が高騰し、上記パーツ類の価格上昇と相まって価格変更を余儀なくされています。

 

また、ブランクをオリジナルにブランクに変更していくのですが、マンドレルや材料価格の高騰や、流通量の関係でブランク価格の上昇は避けられません。

出来るだけお安い状態で入手できるよう、2ピースのブランクで入手して、後のマルチピース化やスピゴットフェルール部分の加工は自分で行うようにして価格上昇を少しでも抑えるように努力していく予定なのですが、価格上昇は避けられません。

 

最近では海外メーカーのロッドは私の作製するバンブーロッドよりもかなり高額になっているようで、もう私は有名が以外ブランドのロッドを購入することができないんじゃないかと思っております。

 

Goods類では、ニッケルシルバーを多用しているスタッカー類や真鍮を多用しているMagnetリリーサーなども材料高騰のあおりを受けております。

 

Victorinoxは50%の上昇となっており、その分を価格に盛り込むと結構なお値段になってしまいます。

最近では少し円高が進行しているようなので、出来るだけ部材購入を遅らせることで価格が少しでも安くならないかと様子をうかがっている状態です。

 

個人事業主の場合は12月末が締めなのですが、昨年の反省点で言えば、修理リール対応に追われて、商品作製が中々思うように進まず、購入したいにもかかわらず在庫切れになってしまった商品や、イベントに商品が足りない状態になってしまったことが大きな反省点になっております。

 

リールの修理は期間を決めて行うようにしていこうかと考えております。

また、ロッドビルディングに関しても他のビルダーさんに比べてリードタイムが長くなっているのは事実で、その分供給量が少なくなってしまっています。

 

手は抜かず、プロセス変更できる部分を見直していこうと考えております。

硬化時間、乾燥時間、塗布回数、コーティング回数等々をもう少し煮詰めていく必要があるように感じております。

 

だからと言って、信頼性の無いプロセスにはしたくないので、よく吟味して、色々テストして、評価検討してからの話なのですが.....。

ブログ等を書いている時間を作業に当てろ!と言われればそれまでなのですが、お客様の中には、「検索したら、ブログがヒットして、内容を確認して注文させていただきました」とか、SNSをみて、注文させていただきました。などと言った方も多くいるのです。

 

情報過多の世の中ですが、本当に欲しい情報に上手くヒットするように、出来るだけ情報開示をして、皆様の困った!を解決できる糸口となればうれしいのです。

 

2023年の目標は、少しロッドビルディングを増やしていこうと考えております。

オリジナルブランドのGlass Rodも出来るだけ早くお披露目できるようにしたいです。

 

あとは、花梨の部材調達が出来ましたので、花梨で、フローータントケースや、フライボックス、あとは花梨フェイスのリールも作製しようと思っております。

 

2月のハンドクラフト展に向けて、色々準備を開始しております。

Glass Rodのテーパーは決まりましたが、ブランクがいつ仕上がるか判らないので、ハンドクラフト展で展示できるか判りませんが、リーダーキャストしやすく、結構スローなアクションで、大人の釣り、上級者向けのロッドアクションに仕上がっていると思いますので、ご期待ください。

 

値上げは心苦しいのですが、期待を超える感動を味わえる商品作りをこれからも行っていきますので、どうぞ本年もよろしくお付き合いのほどお願いいたします。