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Partridge Bamboo Rod

Partridge Bamboo Rod 5'06" #3/4の修理依頼がありました。

写真のハーディー ユニーカリールを装着したいがリングがリールフットにほとんど噛まず、リールが脱落するので、リングを作り直してほしいとの依頼です。

 

ロッドとリール両方を送付していただき、装着してみるとリールフットにリングが噛まないのもそうですが、キャップにリールフットがほとんど嵌り込んでいない状況でした。

 

とりあえずキャップを取り外し、リングも確認したところ、キャップもリングも0.1mm程度内径を広げることで、うまくリールフットに噛むのではないかと目論みました。

 

このキャップは後端部分の外径が少し膨らんだ形状をしているために内径加工をするために旋盤にそのままでは取り付けられません。

キャップの内径加工するための治具を加工します。

キャップの外径と同寸法の内径を持つパイプを加工し、このパイプの外径はキャップの最大外径よりも大きいサイズに加工します。

 

そのパイプの一部を写真のように金切り鋸で切断して、簡易的なコレットを作製しました。

このコレットにキャップを挿入して、旋盤のチャックに固定するとキャップが固定されるというものです。

 

この状態で中ぐりバイトで0.1mm程度内径加工を行ない、実際に現物合せを行ないながら加工を行ないました。

 

リングの方はチャックでクランプした際にキズが付かないように外径をカバーした状態でチャックして、内径加工を行ないました。

 

加工後は研磨を行ないます。

 

新たにキャップとリングを作っても良かったのですが、純正パーツの方が用だろうとの判断で、現物の修正加工を行なうようにしました。