昨日は折れた箇所にグラスソリッドの芯棒とグラスパイプを接着し、ラッピングまで終了したと報告いたしました。
ブラウン系のシルクスレッドを使用したのは、無垢のグラスパイプを接着したので、他の部分との色合いが異なるのを何とかしたかったからです。
シルクスレッドの#100でサクッとラッピング後はエポキシを希釈させてシルクスレッドのに染み込ませ、硬化後に少し粘度を持たせたエポキシでコーティングを行ないました。
少しだけ濃い色になりましたが、無事に修理完了です。補強部分は少し曲がりにくくなり、その前後の部分に負荷がかかりやすくなるかもしれませんが、このロッドは結構ゆったりとしたアクションで、ティップ部分が良く曲がるわけではなく、ロッド全体が曲がるアクションなので、ロッドを繋いでキャストした感触としては、違和感はありません。
若干ティップヘビーになり、更にスローなアクションになったような気がします。
ロッドが折れると結構ショックですが、折れたから次のロッドではなく、何とか今のロッドを修理して使おうとする姿勢は今どきの世に中の流れに沿っていて、凄く共感できます。
グラスロッド。バンブーロッド、リール、どれも修理して、更に愛着がわいて、その愛着のあるお気に入りと共にたくさんの思い出を釣り上げて欲しいと願います。