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Buddy ebonite model

スプール径、最大外径が同じリールであっても、ピラーの周辺部分を除去したレイズドピラータイプのリール(写真左)とピラー周辺部分を残したバーミンガムタイプのリール(写真右)とでは大きさが異なるように見えます。

 

当然レイズドピラータイプのリールの方が小さく見えるのです。

同じライン容量のリールなら、小さく見えるリールの方が好きなのです。

 

その理由はトラウトを釣ってネットですくって、写真を撮影するときにわかります。

リールが小さいと、相対的に釣り上げた魚体が大きく見えるのです。

 

最近はラージアーバーのリールが多くなってきて、巻取りが速いとか、ラインに癖が付きにくいとか言われていますが、10y程度までしかラインを出さないような渓流では、大きな問題にはならないのです。

 

このラージアーバーのリールは、ロッドに装着すると、リールが大きく、非常にアンバランスに見えてしまいます。

性能を取るか、趣を取るかといった嗜好性の強い選択になりますが、私はやはり、根本的に、自分のお気に入りに囲まれて釣りをしたい性分なので趣最優先になってしまうのです。

 

 

さて、今回作製したBuddy ebonite modelは写真のようなサイズ感で、高さ72mmは、HARDYリールで言えばパーフェクトリールの2 5/8程度のサイズになります。

サイズを示す写真がBuddy Brass 花梨 modelですが、サイズは同じです。

ebonite modelの重量は100gなので、カーボンロッド、グラスロッド、もちろんバンブーロッドにも合わせられます。

 

リールの重量に関しては、使用するリール材料を一部変更することで、色んな重量を作り出すことができ、90g~150g程度に調整することも可能です。

 

ライン容量はDT3F+30y程度で、ノーバッキングならDT4Fをセット可能です。

 

レイズドピラー形状なので、見た目はパーフェクトリールの2 5/8よりも小さく見えます。

写真を撮るとトラウトが大きく映るのです。

私は左巻きなので、写真のリールは大抵左巻き仕様のリールになっています。

クリックタイプなのでどちら巻きにも対応できるのですが、唯一S字ハンドルを反転させる必要があります。

この写真のままで右巻きにするとハンドルの向きが気持ち悪くて嫌なのです。

 

これがBuddy ebonite modelです。

フェイスプレート、ノブはエボナイトで作製しております。

エボナイトは機械加工後はガサガサの表面状態で、そこから時間を掛けて丁寧に研磨していくことにより、漆黒というか、ピアノブラックと言うかとにかく美しく輝きます。

皆さん研磨と言うとピカールで磨くことを想像される方も多いと思いますが、研磨の番手で言えばピカールは#4000相当で、まだまだ荒い研磨の状態なのです。

そこから、番手を上げるごとに時間も掛かり、地道な作業になっていくのです。

 

両軸タイプで、エボナイトを使用した正統派、本格的なレイズドピラーリールはシンプルながら、美しく、上品な感じが漂います。

 

ネジ1つにしても、丸小ねじと平小ねじでは印象が異なります。

また、ネジ部分の座グリ穴も精度よく加工され、細かな部分に至るまで、丁寧に手を掛けて作り出されたリールは、他社リールよりも高価になってしまいますが、是非他社リールと見比べてみてください。

値段の違いに納得できると確信しております。

 

たかが、釣りにために大枚はたく意味が分からんと言う方もいますが、

趣味のためだからこそ、自分の思い描く最高のシチュエーションで釣りをしたい。

そこには、自分が認めたお気に入りを携えて、、お気に入りに囲まれて、優雅に釣りをしたいと思うのです。

 

Buddy ebonite model 古き良きアメリカに憧れていた時代を彷彿させるリールです。