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卓上旋盤

SAKAIの卓上旋盤ML-210 この旋盤を持っているフライマンの方も多いと思います。

私も25年ほど使用しており、最近はモーターが疲れているように感じます。

ハンドクラフトとして、バンブーロッドを自作してるフライマンも多いと思いますが、この手の卓上旋盤は非力なので、色んな加工においてパワー不足を実感します。

 

特にパワー不足を感じる加工としては

1)突っ切り加工

2)中ぐり加工

3)ドリル加工

なのですが、リールシート金具を加工する際はφ20mmのニッケルシルバーを

加工していくのですが、主軸の貫通穴径は10mm程度なので、φ20mmのニッケルシルバーは50mm以下位の状態でしか使用することが出来ません。

この20mm径のニッケルシルバーの加工で上記1)~3)までの加工は非常にストレスを感じてしまいます。

突っ切り加工はバイトに負荷がかかるので、非力な場合は負荷が大きすぎるとベルトドライブなので、主軸の回転がストップしてしまいます。

中ぐりバイトで加工に関しては、切り込み量を小さくすれば何とかなるんですが、時間がかかりすぎるので、切り込み量を少し増やすと同様に主軸がストップしてしまいます。

ドリル加工に関しても、徐々にドリル径を増やせばよいのですが、一気に径を増やしたり、押し込み量を増やしたりすることで主軸がストップしてしまいます。

 

独立してからは同じく卓上タイプなのですが、もう少し大きなCNC旋盤を導入したので、パワー不足は改善されました。

主軸の貫通穴径は20mmなので、このニッケルシルバーが貫通するので、加工効率は大幅に向上しました。

 

 

リールシート金具Cap&Ring&Checkを加工する場合、この3種類のパーツを一気に加工する加工方法があるんですが、その場合24mm程度の止め穴加工が必要になってきますが、この深穴の止め穴加工が結構負荷の大きな加工になるんです。

上記1)から3)のすべての加工が含まれる加工なので、負荷の小さな加工をすれば結構な時間がかかってしまうのです。

1日で1~2セットしか加工できないレベルだと思うのですが、この旋盤が非力なために時間の掛かる加工のお手伝いが出来ればと考えております。

なんでも自作したいと思う気持ちももちろん理解はできるのですが、時給換算すると割高になる加工となってしまうのも確かなのです。

 

写真のようなCap&Ring&Checkの完成品を作製することも出来ますし、加工途中の状態で納品することも可能です。

 

最近のニッケルシルバーの価格の爆上がりを考えると効率良く、短時間で加工できる加工方法を選択すべきだと考えております。

 

例えばφ20mmのニッケルシルバーを30mm長さにカットして、φ16mmの加工深さ24mmの止め穴加工を行なった状態で納品する等々色んな要望に対応可能です。

その他、フェルールの加工途中での納品等々色んな加工も可能です。

見積もりは無料なので、是非ご相談ください。

 

完成品に関しては最低加工数量10個から注文可能です。

オリジナル形状に関しては、設計費、加工プログラム費用が発生します。

ちなみに1パーツにつき、1500円程度の設計、加工プログラム費用です。

 

真鍮での加工や黒染め等についても対応可能です。