リールの注文で、ホームページで見て注文頂く場合や、各種SNSに投稿した完成品を注文頂く場合がありますが、それ以外に、Faceplateの色指定や、材料指定で注文頂く場合があります。
当然ながら、1から作製する必要があるので、時間がかかりますが、1から作るので、それなりのわがままには対応できるメリットがあります。
自分では作らないであろうカラーや材料での指定を頂くと、加工しながらこれもありだな!と変に感心したり、初めて使う材料に四苦八苦したりすることもありますが、全部含めて引き出しが増えるので、良い経験になるのです。
現在も結構なわがままオーダーを頂いており、苦労しながらも楽しんで加工を続けています。
個人的な考えで言えば、人工的な着色はあまり好きではありません。
それはアルマイトであっても同様です。
傷ついたら磨けば輝きが復活する金属に対して、アルマイト等は磨くことによってアルマイトの下地を広げることになって帰って汚くなってしまうので好ましく思っていないのです。
アルマイトは表面強度が向上するので、キズはつきにくいモノの、傷ついたら、復活しないのでメリットもデメリットもある方法なんです。
私は素地を活かした構成の方が好みなのです。
Faceplateに関しても素材を活かした材料が好みです。
エボナイトや、ジュラルミン、ウッド材料等で加工を行なってきました。
最近はカラー指定され、エンジニアリングプラしチック等を加工することもあります。
加工してみると案外いい感じに思えたりすることもあるので、全否定するのではなく、新たな材料を上手く取り入れることも考えたほうが良いのかもしれません。
自分の好き嫌いで考えるのではなく、色んなモノにチャレンジして試していく方が良いのかもしれないと考えたりもするのです。
一個人の嗜好なんかどうでもいい!
こんなリールを作って欲しい!!
こう言われると、考えを改めるほうがいいかもしれませんが、基本的と例外を使い分けて、臨機応変に対応したいと思っています。
そう考えると使ってみたい材料が結構出てくるのです。
今加工している材料などはまさに、今までの自分では手を出してなかった材料で、好き嫌いは大きく分かれると思いますが、これにして欲しいとの依頼なので、とことん突き詰めて加工していきたいと思っています。
加工しながら感じることは、新鮮の一言です。
自分では選ばないカラー、材料なので、最初はどうなるかと思っていましたが、Faceplateが完成するとこれがなかなか素敵なんです。
完成まではお披露目できませんが、あと数日で完成予定で、自分でも楽しみで仕方ありません。
(写真と内容は一致しておりません、あしからず)