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Buddy リール加工

既に1月も半分過ぎてしまいました。

あと1か月でハンドクラフト展です。東京の浅草の東京都立産業貿易センター2/14(金)~16(日)まで開催されます。

 

リールの在庫が少ないので、リールの加工を進めています。

オーソドックスなエボナイトやスタビライズドウッドを使用したリールなどを加工予定で、只今加工真っただ中です。

フレームに関しては旋盤で研磨できる範囲を研磨してからレイズドピラー形状に輪郭加工します。

写真のように輪郭加工を行なうとツールマークがついて、全然光沢が得られていません。

この状態から研磨を行なっていくのですが、レイズドピラー形状なので旋盤で回転させながらの研磨が出来ないので、1個ずつ手研磨していく必要があるのです。

 

スプールに関しては裏面と表面を旋盤で加工して、研磨していくのですが、スプールの場合は旋盤で回転させながら研磨可能なので研磨に関しては楽です。

 

一番右のパーツはラチェットのパーツで、このドーナツ状の状態から更に加工してプランジャーが収まる領域を加工していきます。

 

機械加工に関してはNCプログラムを作成しているので楽だと思われがちなのですが、加工中はキリコが連続して排出され、そのキリコが主軸に巻き付いてしまうのでキリコを取り除く作業が必要なのです。

簡単に加工できるように思われがちなのですが、機械加工するまでの準備が大変だったりするのです。

円盤状の部材の端面を加工して厚みを調整する作業なのがあり、案外時間が掛かります。

また、加工完了後の研磨作業が、機械加工時間以上に時間が掛かるので、大量生産できるようなものでもないのです。

本日は機械加工後のワークを研磨しておりました。

#240から研磨を始め、徐々に番手を上げながら研磨していきます。

ほぼ一日中研磨を行ない、ようやく製品に使用できるレベルの研磨状態になるのです。

フレームやスプール、リールフットあたりが大きなパーツで、それ以外は小さなパーツで構成されているのですが、やはり研磨は必須なので、時間は掛かりますが自分の満足する仕上がりになるまで研磨しながら組み立てを行っていきます。

目標としては、1月中に完成の目途を付けて、そこからGoods類の加工を行ないたいと考えています。