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JAST A SIXTY

えーっと、2/1に60歳になりまして、会社員だとすると定年なる年齢です。

本人は実感ないのですがどうやらこの体はビンテージ品となっているようです。

屋号がRetro Rod&Reelなら、この体はRetroとなっているようですで良いようなもんなのですが、人生100年時代などと言われているので、あと40年楽しく過ごしていこうと思っています。

 

誕生日に家族全員が祝ってくれました。

妻と娘たちは還暦タオルとタンブラーを、長男夫婦はマッサージグッズと花束をプレゼントしてくれました。

花束をもらうことは多分結婚式以来だと思います。

 

今まで花束をもらう人生を歩んでこなかった私は、なんかすごくうれしかったのです。

子どもたちが結婚して、どんどんと家族が増えて、やがて孫が出来て、更ににぎやかな日々が訪れてくれることを願っています。

 

60歳になったからと言って引退するわけでもなく、年金をもらえるわけでもなく、何ら生活が変わるわけではないのですが、これを節目として、第2の人生を歩みたいと思っています。

そういう意味で言うと私の人生のターニングポイントは50歳だったようです。

会社を希望退職したのが50歳でした。

それからもう10年が過ぎてしまったのですが、60歳定年で10年前と同じような勢いで操業する気力はなくなっているのかもしれません。

 

そう考えると50歳での判断は良かったと思うのです。

収入面では絶望も味わいましたが、この手で何かを作り上げる楽しみを継続できているのは幸せなことだと思っています。

 

2/14から開催される日本で一番大きなフライフィッシングイベントが東京で3日間開催されます。

まだまだ出品する商品の加工がたくさん残っている状態なのですが、なんとか間に合うように頑張ります。

 

イベントの開催は半年以上前から明確になっていて、それに向けて準備する時間は沢山あったはずなんですが、作りたい商品はまだまだあって時間が足りいない状態なのです。

作りたいものがたくさんあることは良い事なのですが、作り始めるとのめり込んで歯止めが利かなくなってしまうことがあり、あるところで妥協すべきなのでしょうが、自分の気に入らないモノを作ってしまっても意味がないと思ってしまい、結局は結構な時間をつぎ込んでしまったいます。

時間は有限でモノづくりの時間は自分の命を削って捻出した時間なので、自分で満足するモノを生み出したいと思います。

 

イベントは年間数日程度で、それを目標に色々とモノづくりをしています。

今年はリールを充実させたいと思っていて、あと数日で残りのリールも出来上がりそうです。

写真はVictorinoxのウッドカバーです。

コーティングを何度も繰り返しては研磨してを繰り返し、思い通りの光沢が出ました。

 

まだまだ作りたいものは沢山あります。

新たなデザインのリールも作りたいし、バンブーロッドも作りたいし、60台も色々とモノづくりを楽しめそうな予感です。