
今年もこの季節が来てしまいました。
今年の稲作準備の初めは春の田んぼを耕す作業です。
トラクターに乗ってのんびり耕すイメージがありますが、その前に肥料を撒く必要があります。
我が家は約3反(30a)なので、180kgの肥料を撒きますが、専用のマシンがあるわけでもなく、肩から掛ける桶に10kgの肥料を入れて、長靴履いて田んぼの中を歩きながら肥料を均等に撒くのです。
今回その作業を分析すべく色々と数値化してみました。
肥料を撒くために歩いた歩数は4000歩
肥料は桶から右手でフリスビーを投げるようにバラまくのですが、1回のバラまきで約100gの肥料を撒きます。
180kgを撒ききるためには1800回のバラまき作業が必要なのです。
普段フリスビーを投げるような動作をすることなどなく、いくら負担少ない動作であってのそれを1800回繰り返すと結構な負担となってきます。
また、10kgの肥料を撒くためには左肩に桶のベルトを掛けて歩かないと右手で肥料を撒きにくいので、常に左肩で担ぐ必要があるのです。
五十肩の痛みがある中、左肩には平均して5kgの重さが常に加わった状態で4000歩(約2時間)のウォーキングとなるわけです。
履きなれない長靴と、足場の良くない田んぼの中のウォーキングは結構負担になるのです。

1往復するたびに腰を下ろして休憩しながら肥料を撒きます。
この作業が終われば、トラクターで耕します。
耕す前の田んぼには少しですがレンゲ草が咲いていました。
話は少し変わりますが、レンゲソウで思い出すことがあります。
中学1年か2年生の頃だったと思うのですが、レンゲ草の咲き誇った田んぼの中に寝転がって音楽を聞いたら気持ちいいだろうと思い、ラジカセを持って田んぼに寝転がってラジオを聞いていると、甲斐バンドのHEROとRCサクセションのトランジスターラジオが流れてきて、聞き入っていたことを思い出すのです。
しかしながらレンゲ草の咲く田んぼの中はムシムシしていて全然心地よくはなく、この2曲を聞いた後すぐに家に帰ってのを思い出すのです。

トラクターでの作業はエンジンの唸りのみが聞こえる世界なので、イヤホンで好きな曲でも聴きながらの作業となります。
この田んぼから約1350kgの米が収穫できます。
現在5kgで4000円以上の価格になっていますので単純計算すると108万円になるのですが、実際には供出の価格は8000円/30kg程度であり、また出荷量も少ないので、割に合う作業ではありませんが、少なくとも私の家族にはこの安心なお米を価格を気にすることなくたらふく食べてもらえるのであれば少しはやりがいを感じられるのです。
本日は肩の痛みに耐えながら、コーティング作業のため作業部屋で少しの間埃を立てられないので静かにブログを書いていると言う訳です。
GW明けには愛媛県でのイベントがあるため、商品作りも佳境に入ってきています。
でも、釣りにも行きたい。
行こうかな。
いや、頑張ったので、行くべきなのです。