
田んぼ仕事が片付いたので、いてもたってもいられなくなり、釣りに出掛けました。
折角出掛けるのであれば、天気の良い、気温の高い日を選びました。
事前の情報でがけ崩れがあることは承知していましたが、写真の場所よりも500m程度手前でもがげ崩れが発生しており、このためかなり手前にゲートが設置されていました。
いつも車を止めるところまでゲートから歩いて30分かかりました。
普段歩くことの少ない私は、30分歩くことすら稀なのですが、今回はいつもの釣行に加えさらに往復で1時間追加で歩くことを余儀なくされています。
これは、釣り以外では考えられません。
このがげ崩れの先にバイク1台と自転車1台が止まっており、皆さんかなりの釣り好きなのだと感心し、次回から私も折り畳みの自転車を用意することにします。
釣り開始まで1.5h川沿いの河原を歩いて釣り開始です。

余計に歩いたことで、本日は目的地まではたどり着けないと考え、手前から竿を出すことにしました。
ロッドは6’09”#3 4pcsのバンブーロッドで、Buddyリールとの組み合わせです。ラインを繋いでフライをセットしてポイントを確認すると、やる気のありそうな魚体を確認できます。
フライを流すとあっさり釣れました。次の魚体を見つけましたが、こいつは何度流してもシカトです。
一番よさげな奥の流れにフライを打ち込むとゆっくりとフライをパクーンと吸い込みました。
写真のアマゴです。
7Xのティペットですが、先ほど結んだばかりなので、強度的にティペット切れはないだろうと信じてネットイン
25cmを少し超える程度でした。
ほとんどはまず魚体を見つけてからその魚体に向けてフライをプレゼンテーションするいわゆるサイトフィッシングスタイルでの釣りです。
一番楽しい釣り方で、ポツポツと釣れてきます。

途中、先行者に追いつきました。声を掛けるとテンカラ師でA谷の方に入るとのことだったので、私はB谷に行きますと告げ、ご安全にと声を掛けて別れました。
先行者に追いつくと言うことは直前まで私が狙っていたポイントを攻めていたはずなんでしょうけど、その割には反応が良かったのは天気のせいなのか、単に私が上手だからか(んなわけない)
支流をテンポよく釣り上がっていると急に冷たい風が吹き始め、雲が速度を上げながら流れていきます。
流れの音にかき消されてはいますが、雷鳴が聞こえてきています。
最近落雷事故のニュースを耳にしていたので、結構気になります。
雨も一時的に降り始めました。
木々はまだ緑の若葉を身にまとっておらず、岩陰に潜むようにして雨をやり過ごします。少し小降りになってきたので、無理をせずにここで引き返すことにしました。
車まで2.5hの川歩きが始まります。
少しい歩いては腰を下ろして休憩してを繰り返し、何とか車までたどり着きました。
写真のアマゴを超えるような魚体には会えませんでしたが、とても楽しい時間を過ごすことができ、満足です。

苔むした木とRod&Reel