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苗代の準備

GWも最終日を迎えてしまいました。

GW期間中はRetro Rod&Reelの仕事と農作業とで終わったような気がします。

トラクターで耕した田んぼの一部に苗代を作ります。

単に田んぼの一部に波板を設置しただけと言えばその通りなのですが、この波板を設置するためには鍬で設置個所を30cm程度の深さに掘り起こして、波板を配置して、土を戻して水が出て行かないようにする必要があります。

 

乾いた田んぼの土を鍬で掘り起こしても、次から次へと土はこぼれ落ち、なかなか溝を形成することが出来ないのです。

 

普段そんなに鍬を振り回すことはないので偶にこういう作業を行うと体が悲鳴を上げます。

時間にすれば2時間弱の作業なのですが、楽しい時間とはいかず嫌な作業の一つです。

 

苗代に水を入れ、苗箱を並べて設置する部分を台形状になるように泥を盛り、表面を平らにする必要があります。

この平らな部分に苗箱を並べ、十分な水分を供給してやると発芽していくのです。

 

この泥を盛る作業がまたまた大変なのです。とにかく泥の中に入って動くだけでもぬかるんでいるので足を引き上げるのに力を使うため、普段使わない筋肉を使い、筋肉痛になるのと、思い通りに泥をすくい上げることが出来ないので余計な時間が掛かるのです。

 

この作業も2時間程度かかります。

 

ここまでの準備が終われば、苗箱に土を規定量入れ、籾を撒いて、更に土を盛る作業を行ないます。

この作業は親戚が集まっての作業なので、ワイワイ言いながらの作業なので、そんなに苦痛ではないのです。

今回から息子夫婦が初参加で、それも相まって楽しい時間となりました。

土を盛った苗箱を箱準備し、最後に消毒して、田んぼに移設していきます。

移設後は、苗の生育の邪魔にならないように円弧状になるようにグラスの棒を土に差し込んでビニールを掛けて、温室のようにして発育を促します。

 

この日は、ここまでの作業を昼過ぎまでかかって完了しました。

 

その後夕方から息子夫婦のお披露目会を行ないました。

母親の米寿のお祝いも兼ねて、みんなで食事の時間を持ちました。

 

農作業は楽しい事は少ないのですが、みんなでやるとそれだけで楽し時間に変わっていきます。

これから息子夫婦と笑い合いながらしんどい農作業を乗り越えていけたらいいなと思います。

 

米の価格高騰が続いていますが、私たちはそれを横目に美味しいご飯をお腹いっぱい食べることができます。

息子夫婦にもコメは買うなと強く言っています。

 

みんなで美味しくお米を食べるために頑張っているので、一緒に頑張った人はみんなで美味しくご飯を食べよう。