
5/9娘を駅まで送り届けた後、8:30に愛媛県久万高原に向けて出発
自分の感覚とは異なるナビに従い、中国道から六甲山を突き抜けるルートで明石海峡大橋に向かいます。
天気は曇りから雨に変わる予報で、いつ降り出してもおかしくない曇りの中明石海峡大橋を渡り始める。
「あれっ」何だこのゾワゾワする感じは?
高所恐怖症だとは自覚していますが、年々チキン野郎に磨きがかかっている状況で、走行車線を走るのが怖いのです。
少しスピードを上げて追い越し車線を走ったのは、恐怖をごまかす為なのでした。
ここは制限速度100kmなので快適なドライブになります。玉ねぎ畑の中に高速道路が走っているような感覚です。
そうこうするうちに雨が降り出してきました。
それに伴い風がでてきたなあ と思いながら鳴門大橋に突入!
横風で車がふらつく。高所恐怖症でゾワゾワする。速度を控えながらも追い越し車線を走行しなければならない自分がおかしくて、でもハンドルをしっかりと握って四国に突入しました。
板野ICで下り、道の駅で食事する頃には本降りで、その後徳島道を西に向かって走ります。
対面通行が多いので、のんびりと前車に続いて走ります。風雨はさらに激しくなります。
事前に調べて、東温市のさくらの湯に14:00ぐらいに到着。
期待以上の湯で肌にとろみがまとわりつくような滑らかなお湯で、少し疲れが取れたような気がします。
その後は山越えで、GSやコンビニがない可能性もあり、給油と買い出しを済ませ、ナビの案内通りに進んでいきます。
どんどん峠道を登ります。まだ登ります。風雨で木の枝などが道路上に散乱しています。
漸く、峠を越えたようなのですが、今度は同じ感じで下っていきます。
温泉で温められた体は期待を裏切らずに眠気を誘い、眠さと峠道の緊張が交互にやってくる感じです。
また、峠道のあまりもの高さにまたあの感覚「ゾワゾワ」がやってきたことも報告しておきます。

日暮れ前になんとかおもごふるさとの駅に到着
予想以上に何も無いところで、実家よりも更に自然に覆われた場所に心地よさを感じますが、相変わらず風雨は続き、予報では明け方まで続くとのこと。
車内でベッドメイキングを行ないます。
寒いだろうと予想して寝袋を2枚繋げて、その中に毛布を入れ込んだ完全防備で夜を待ちます19:00には真っ暗と言った印象で、本来なら車内で次のリールのデザインや新たな商品開発について思いついたことをノートに書き記すつもりだったのですが、ベッドの下のトランクを雨の中で引きずり出してノートを取り出すことを躊躇ったため、早めの就寝となりました。
とはいうものの、雨が車の屋根を叩きつける音が結構大きくて、眠れそうにないと思っていたら、いつの間にか眠りに落ち、気が付くと8時間寝てました。
翌日はぬかるんだ会場に設営し結構泥だらけになりましたが、天気は上々でスタッフが多く、キビキビと動いて下さりスムーズに開催となりました。
自分が考える以上の来場者があり、私のブースにも足を運んでくれました。
鱒Fes2025はルアー関連、フライ関連の共同開催だったのですが、ルアーのブースは我々フライのブースの出展者よりも20~30歳程度若く、まぶしかったです。
来場者の方もその辺に気が付いているようで、フライの年寄り連中とルアーの若者のコントラストが凄いと言っていました。
来場者の方には、この歳になるまで何十年もフライをやっていて、フライフィッシングには、タイイング、自然観察、フィッシング、クラフト、リバーウォーキング、旅行などなどの色んな事が合わさって、色んな脇道がたくさんあって、その脇道に中には自分にピッタリの脇道がきっとあるんです。と伝えておきました。
出展者さんも初めましての方々が多く、色々とヒントや刺激を収集することが出来ました。
1日目のイベント終了後は別会場で宴会があり、宴会前に一風呂浴びて、飲む準備をしておりました。
勿論、ノンアルビールです。
色々と楽しい会話が続きあっという間に解散に!
またイベント会場に戻り、車中泊

2日目は天気の都合で14時までとなり、皆さんのロッドを振ったり、他のブースに出向いて話をしたりと、情報収集に努めました。
お昼は面河ふるさとの駅に売っている焼うどんを1日目に食べたのですが、2日目も焼うどんが食べたくなったのです。
山菜が入っており、昔は母親が作ってくれた山菜ごはんやゼンマイの炒め煮のなつかしさが蘇ったのです。
あっという間にイベント時間は終わり、片づけを終え、以前から約束していた次の日の釣りについて話をすると、その方は本日帰るとのこと!
「えっ」となりましたが、忘れているのであれば仕方ないので、とりあえず本日のこれから雨が降るまで釣りをしようと考え釣り場に向かいます。
適当なところに入渓するも川通しで歩けそうなのは100m程度
入念に探っていき、なんとか20分で2匹を釣り、場所を移動したのですが雨が降り出し、あえなく断念
着替えを済ませると道を外人のお姉さんが走ってきます。先ほど擦れえ違う際に挨拶したお姉さんが慌てている様子。
話を聞くと茶店に水を分けてもらおうとしていたけど閉店しているようで、16時閉店で時間は16時を過ぎいていました。
「みずっ」と言うので水筒につぎ足しながら飲んでいたペットボトルの残り1.5リットルのボトルを差し出すとサンキュー!と笑顔になりました。
「口を付けて飲んでないよと使えたかったのですが言葉が出てきませんでした」汗
さて、結構な雨が降り出し、翌日の釣りのアポも白紙となり、これからどうしようかと悩みましたが、近くにコンビニもなさそうなので、とりあえず山から下ろうと考えましたが、来た道を戻るのも面白くないので、石鎚スカイラインを超えて西条市まで行くルートを選択
スカイラインと言うだけあって結構登っていきます。四国一の高さを誇る石鎚山の周辺を登るこの道はどんどんと高度を上げ、雨で帰路も深くなる中、ガードレールのすぐ向こうは断崖絶壁のスカイラインをまたまた「ゾワゾワ」しながら走るのでした。
スカイラインの終点からは県道となり、いつも釣りに行くときの険しい道となり、2時間くねくねの細い道をなんとかやり過ごして西条市まで抜けました。
高速にのり、一路徳島方面に向かいますが、雨は激しく直前までの緊張するドライブのせいもあり、淡路島にたどり着いた時点で車中泊を決意
SAに車を止め、寝袋に潜り込みます。疲れの為か7時間ほど寝てしまいました。
目を覚ますと雨も上がり、後は自宅を目指すのみなので、ゆっくりと車を走らせます。
しかしながらまだ1つ問題があるのです。
ここは淡路島
そう、明石海峡大橋を渡るには、またあの「ゾワゾワ」がやってくるのです。
期待通りと言うか、案の定と言うべきかは判りませんが、今回もしれッと追い越し車線を走りながら、怖さを少しでも和らげようとする防衛本能のまま走り抜けたのでした。