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Yomogi 4'11" #2 4pcs

昨年の11月のMater Craft展(北九州市門司港)で物々交換で手に入れたIJUIN RodのYomogi 4'04" #2/3 1pcsロッドなんですが1320mmの長さは持ち歩きにくさは

どうしようもなく、源流釣行には不向きなので自分なりに手を入れて源流で楽しもうと考えておりました。

 

このロッドのButtエンドの100mm程度はYomogiカラーの塗装がされていません。当然ながら通常通りにビルディングする場合はリールシートフィラーやグリップによって隠れる部分なので何ら問題はありません。

 

今回は源流向きに改造するということで、4pcs化を考えました。

1pcsを4pcs化するとフェルール部分が3箇所になるのでアクションがピンピン気味になります。

これを避けるために全長を少し長くして、4psc化のピンピンとがなくすることのスローアクションによりある程度相殺できないかと考えました。

あまり長くしすぎると、未塗装部分が露出するので、約7インチ延長させることにしました。この7インチの延長はスピゴットフェルールで継いで、接着しました。

この4'11"を4pcs化するためのカット位置を熟考してカットし、スピゴットフェルールを加工して接着しました。

すり合わせを行ない、Female部分には口割れ防止用金具を作製して接着しました。

 

その間にメッセンジャーにて問い合わせがあり、ショートロッドで軽快に釣り出来るようなロッドを探しているとのこと。

今作製しているロッドを紹介すると、それが欲しいということになり、それならば、詳細を決めていこうと言うことで、ラッピングスレッドの試し巻きを行ないスレッドカラーを決めてもらいました。

右から4つ目のアンバーを指定していただき、ラッピング開始です。

 

その前にガイド類のフット先端部を成形しておきます。

トリムカラーは一番右のハイランダーグリーンを選択しました。

 

ラッピングに関しては、通常7’03” 6pcsをラッピングしているので、4フィート台の4ピースロッドはラッピングが楽だと感じてしまいます。

 

サクッとラッピングを終え、エポキシコーティングを行ないます。

1回目はスレッドに染み込ませる程度

2回目はロッドモーターで回転させながらコーティングしていきます。

2回目のエポキシが乾燥後、スレッドの切れ端部分やケバ等でエポキシにガタツキがある部分をデザインナイフで削り落として全体が滑らかな状態にします。

3回目最終エポキシコーティング

 

その後、イベントの為四国へ向かったので、少し時間が空きます。

 

その後リールシートフィラーを取り付けて、完了

と思いきや、ロッドソックスの作製が残っていました。

 

布をカットし、ミシンでカタカタと縫い上げます。

ついでにその後に作製予定の5pcsのロッドソックスと定番の6pcsのロッドソックスを縫い上げました。

 

ロッドを繋いで振った感じはやはり1ピースの滑らかなカーブではありませんが#2

ロッドが#3ロッドになってしまうようなことはなく、#2ロッドとして楽しいロッドに仕上がりました。

 

週明け発送予定です。