
暑い日が続きますね!
普段は冷房の効いた部屋で作業していますが、週末の1日はほぼ1日中屋外での農作業で凄い量の汗をかきます。
水分も塩分も補給しつつ、ファン付きの作業着で何とか耐えています。
最近は妻もファン付きのウェアで頑張っております。
本当に一人では気持ちが折れてしまうような作業ですが、何とか2人だからこそ耐えられているような気がします。
さて、密かに進めていたBuddyリールのNew Modelですが、ほぼ完成しつつあります。
まだ公にしていませんので全てをお見せすることは出来ませんが、概要だけ説明させていただきます。
メイプルバールのスタビライズドウッドをFace Plateにしたものです。
スタビライズドウッドは、材木を着色樹脂に浸漬させ、真空引きすることで材木の繊維中に樹脂を含侵させるものです。
今回はBlack&Greenを含侵させたスタビライズドウッドを入手いたしました。
8台限りの限定と言うことで進めておりますが、イベント等でこのプロジェクトの話をすると、既に数台分予約が入っている状態となっています。
スタビライズドウッドは、木材と樹脂とのハイブリッド構造で、木材の状態では密度の低かった部分(導管等)に樹脂が入込み、反対に密度が高く、硬い部分には樹脂が入り込まないため、樹脂硬化後は樹脂が入り込んだ部分の方が高強度と言うか、高硬度な状態になっています。
表面を研磨していくと、柔らかい部分がなく、気泡やボイド等がないので均一に研磨できるような印象ですが、磨き続けても鏡面になることはありません、これは樹脂が含侵できていない部分は所詮木材の状態であり、そこそこきれいな面にはなるのですが、やはり綺麗な面にするにはここから表面のコーティングが必要になります。
既に樹脂を含侵させているので、コーティング自体はやり易く、比較的簡単に鏡面化できるだろうと思っていましたが、そんなに甘い世界ではなく、結構たっぷりに時間をつぎ込んでコーティングを行なっております。

同時にブラスモデルの方も加工しています。
こちらは、花梨瘤材の紅白部分をFace Pleteにしたもので、なかなか手に入りづらい部位なので今回は限定1台のみ作製しています。
メイプルバールのスタビライズドウッドに関しては、ジュラルミンフレームモデルが2台
ステンレスフレームモデルを1台の計3台を進めています。
ジュラルミンフレームモデル1台に関しては、今のところ販売可能ですが、問い合わせはございましたので売約済みになるかもしれません。
花梨紅白のブラスモデルは現在販売可能です。
秋から来年にかけて、イベント等が色々ありますので、それに合わせて、更にリールの加工も進めていきたいと思っています。
個人的に加工したいBuddy リールは
今紹介したメイプルバールのスタビライズドウッドモデル
ブラスとジュラルミンのBi-Metalモデル。
ブラスの花梨紅白モデルを追加1台
オーソドックスなエボナイトモデルを数台 それから、バーミンガムタイプのリールを加工しようと思っています。
小物類の加工も最近ストップしているので、加工しなければならないモノは沢山あるのですが、体は一つなので、色々と思いだけが駆け巡っている状態です。
加工のスピードを上げるには新たな設備投資が必要であることは明確なのですが中々踏み出せていないので、皆様どうかリールのご注文をお願いいたします。
バール材に関しては一期一会で、同じ模様は2つとないのです。
良い表情の材でも削っていくうちに表情が変わってしまうこともございます。
もう少しすればこのリール達の全容を明らかにさせて頂きますが。
残り5台程度のリリースとなります。
買わずに後悔するなら買って後悔しろ!!
そんな勢いのあるフライマンの元へ嫁がせたいと思っています。
次回は全容と価格に関して書きたいと思っています。