
気が付けば9月 秋にはイベントがあります。
まず、10月28日(日)には兵庫県神河町で、11/8,9は北九州でイベントがあります。
詳細はまたブログにてお知らせいたしますが、秋は稲刈りや冬から春にかけての野菜の植え付け等々があるので多忙なのです。
時間のある時に加工を進めておかないと、シーズンが終われば、修理が増えると思われるので今の内からコツコツと加工を進めております。
フライリールの修理もコンスタントに依頼があり、webshopの方でもGoods販売があり、在庫が無くなりつつあります。
イベントに出展して、一番悲しいのは展示品がない事なので、Goodsに関しても加工を進めなくてはなりません。
取り敢えず、リールの加工を進めており、最近はBrassパーツの加工を進めておりました。
写真はセンターシャフト、センターボビン、軸受の加工後の写真ですが、バリ取りもまだの状態で慌てて写真に収めたものです。
これらの小物パーツはNCプログラムでの自動加工を行なうのではなく、卓上の汎用旋盤で手動加工を行なっているのです。
ネジを切ったり、リーマ加工したり、チャックを変えての加工が必要なものがあったりと、自動加工するよりも手っ取り早く加工できるものが多いのです。
軸受やシャフトは外径制度としては1/100以上の加工精度が必要なので実際にノギスやマイクロメーターで確認しながら加工したほうが確実なのです。
センターボビンなどは掴み代がないので、色々と治具を駆使しながらの加工になります。

Brassのパーツで一番大きいものがレイズドピラーのフレームです。
φ75mmの真鍮丸棒で厚み8mmから端面加工、外形加工、内径加工、輪郭加工等々を経て仕上げていくのですが、最近は真鍮もかなりの値上がりをしており、特に大きな材料は大量仕入れをするほどの財力がないため、少量での購入になるので余計に価格が高くなるのです。
さて、このBrassフレームのFaceplateには何を合わせようかと思案中です。
まあ1個だけ加工しているわけではなく、ジュラルミンでのフレーム加工も行っているので定番のeboniteモデルや、Mapleburlのスタビライズドウッドモデルや花梨瘤材等々、加工したいリールは沢山あります。
イベントまでにある程度リールを確保したいので、9月中はリールを主体にGoodsも併せて加工予定です。
現在欠品中のGoodsは、スタッカー、マグネットリリーサー、ラニヤード、フライボックス、フライパッチ、Furled Leader と結構な欠品数で週6日加工に費やしている割にストックが増えないのです。
修理依頼が多い事を言い訳にしているような気もしますが、上記のようなパーツ加工などは時間が掛かってしまうのです。
また、フレーム加工は加工工程が多く、また、除去量が多いので時間の掛かる工程になるのと、研磨は手加工になるので余計に時間が掛かってしまいます。
更にはバーミンガムタイプのリールを作ってみようとの思いもあり、色々とやりたいことばかりが浮かんできて、優先順位が興味本位にいなってるところもあるような気がして反省です。
時間が掛かって、地味な作業が続くパーツは作り終えたのでもうじき完成品がこのblogでも登場することでしょう。
修理に関しては結構重傷なリールもやってきているので、時間を見つけて加工を進める予定です。