
昨日は研磨途中のBuddy Bi-Metalで今日はやっぱり磨いとんのか~い!
と言うことで磨いたリールを紹介したいと思います。
フレームもFace Plateもノブもジュラルミン製です。
Bi-Metalのゴージャスな雰囲気に対してこちらはワンカラーと言うことで少し控えめな感じがしますが、ゴールドよりもシルバー好きの方も結構いるようなのでシルバーバージョンを加工してみました。
Bi-Metalとは異種金属の組み合わせで、一般的にはサーモスタット等に採用されています。異種金属同士の組み合わせで熱膨張率の違いを利用して変形させ、弁の開閉を行なうものです。
それに対し、1種類のモノに関しては特にこれと言った表現が見当たらないので単色と言うことでMonoと名付けています。
Bi-Metalの153gに対してMonoは122gと約30g軽量です。
これは使用部材のBrassとジュラルミンとの比重差によるもので、
フレームとリールフットの材料の差によるものです。
当然ながらMonoの研磨途中バージョンも作製可能なわけですが、まずは研磨バージョンを加工してみました。
よく見るとS字ハンドルではなくストレートハンドルだったりといつもとは雰囲気が異なるのは色合いだけではないのかもしれません。
使用材料により重量はかなり増減することができます。
体積の大きなFace Plateを金属材料にすれば当然ながら重量増となるわけで、、これをエボナイトやウッドにするだけで20g程度の重量削減が可能です。

更なる軽量化を求めるのであればピラー材、ハンドル材等を変更することで90gを切るぐらいのレイズドピラーリールを作製することは可能です。
150g程度のリールと#3 7f程度のバンブーロッドを一日中振ってもそんなに疲れることはないと思うので、軽量化を求めすぎるのも選択肢が狭まるだけで面白くはないかもしれません。
Ti等の材料を使用することも頭をよぎりますが、所詮卓上の機械類なので高価な材料に手出ししてチャレンジする余裕も勇気もないのです。
Monoはあまり主張が強くなく、控えめなのでバンブー以外のロッドとの組み合わせでもよく似合うと思います。
黒いカーボンロッドにもよく合い、モノトーンコーデでいい雰囲気になるような気がします。
価格はBi-Metalの研磨途中バージョンが82500円(税込)でこのMonoの研磨バージョンも82500円(税込)です。
秋には色々とイベントが控えていますので、これらのリールを展示できればと思っていますが、それまでに売れてくれるのもうれしいような寂しいような複雑な気分です。
このような普段のラインナップにないリール達は要望がない限りあまり進んで加工することはないと思いますので、気になった時がお買い時です。
渓流も残りわずかな状態ですが、来シーズンのBuddyにいかがでしょうか?