Fly Patchの加工を行っています。
フライパッチとは使用済みのフライを保管しつつ乾燥させるボックスで昔は虫かご君という商品がありましたが、最近は見かけなくなりました。
無いならば作ろう、作るならかっこよくということで花梨材を調達できているので花梨瘤材でフライパッチの加工を行っています。
このフライパッチもフライボックスと同様にD型ヒンジを使用する構成で他に類のないヒンジ構造を採用しています。
フロータントケースに使用しているヒンジ構造といった方がピンとくるフライマンも多いかもしれません。
8㎜程度の板材を準備して、フライを収納する部分の掘り込み、ヒンジ部分の掘り込み、マグネット部分の掘り込み、外径形状の輪郭加工をプログラムしてNCフライスで加工していきます。
簡単なように思われますが、使用するツールや加工速度、切り込み量などは経験値を元するために、プログラムだけのスキルでもダメだし、加工だけのスキルでもダメなのです。
そんなに複雑な形状ではないので、今まで作製したフライボックスなどの加工条件を参照してプログラムを作成します。
フライパッチなので穴あけ加工も必要で片面104穴分のドリル穴加工を行い、外気導入できフライを乾燥させようという魂胆です。
一番難しいところはヒンジ部分なのですが、これは一度成功すればその寸法を再現すればよいのでそんなに難しくはありません。加工時間はかかりますが、ツール交換以外は自動加工なのでプログラムさえ問題なければ何とかなります。
材料が高価なので失敗すると心が折れてしまいますので慎重に確認作業が続きます。
このサイズでも材料代が約3000円程度かかっているので、材料コストを15%とするならば価格は20000円ぐらいになります。
材料コストを20%とした場合15000円ぐらいなので、価格に関しては材料代が大きく影響することになります。
加工後の作業も結構ありまして、各部の研磨、ヒンジの加工、ヒンジの組み立て、マグネット埋め込み、、ヒンジ棒の加工、コーティングと手がかかるのです。
このフライパッチに関しても材料が潤沢にあるわけでもないので、数量限定での加工になってしまいますが、自分の好きなものに囲まれて釣りをしたいと思うフライマンには気になるGoodsとなるのではないでしょうか?
沢山は作れません。だからこそ、その価値の分かるフライマンに届けばと思っています。
フライボックスもコーティング作業に入りました。
