Ferrueleの加工を終え、ブランクに接着した後にコルクの接着を行い、グリップの整形を行ないます。
続いてFerruleの研磨を行ない、黒染めを行ないます。
黒染めの後は指紋が付着しないように注意しながら、いよいよラッピングを開始します。
グラスロッドの場合はマルチピースが多いので、6pcsロッドでは、各ピースのつなぎ目部分にもラッピングが必要なのでラッピング箇所、トリミング箇所が多いのですが、2pcsの比較的ショートロッドの場合ラッピング箇所がグラスと比較して少ないので、気分的に楽なんです。
ガイドのフット部分をダイヤモンドヤスリで整形し、ラッピングを開始です。
ラッピングは「静」の時間です。
ブランクを作製するまでの工程は「動」の時間で五十肩には厳しい時間なのですが、ラッピングは静かに音楽を聴きながらの少し優雅な時間でもあるわけです。
今回はフックキーパーなしとのご依頼だったので、余計シンプルなグリップ周りのデザインとなっています。
まずはワインディングチェック代わりにゴールドラメのスレッドを数周巻き留めます。
シルクスレッドを巻き付けていきます。
途中巻き付けたシルクスレッドに隙間が開かないようにニードルでシルクスレッドを押し付けて密になるように調整しながらラッピングしていきます。
トリミングはブラックの指定があるので、ブラックで少し飾り巻を行ないます。
シンプルなラッピングですが、トリミングは3回巻に留めることで繊細さを演出します。
スレッドのカットはデザインナイフで行っています。
デザインナイフでロッド1本分のシルクスレッドをカットすると、切れが悪くなります。
なぜ切れが悪くなるのか一度顕微鏡で観察したことがあったのですが、カットした後のデザインナイフの刃先は僅かに曲がっていたのです。
この曲がりによりシルクスレッドに対して刃先の当たりがずれ、切れが悪くなるようです。
刃先の摩耗であれば、刃の交換が必要ですが、刃先の曲がりであれば、#6000程度のラッピングペーパーで刃先を数回なでることで切れ味が復活することを確認でき、それからは刃先の角度を整える調整をすることで長くデザインナイフの刃を使用することができています。
現在エポキシ硬化中です。
もう少しで完成
