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バーミンガムタイプリール

今年に入ってから何台もバーミンガムタイプのリールの修理を行っています。

修理をやっていてよくある現象として同じようなリールの修理や同じ個所の修理が続くことがあります。

バーミンガムリールはレイズドピラーと違ってフレームが円筒形状なので旋盤での加工だけでフレームを加工することができるのが加工側から言えば大きな特徴だと思っています。

 

同じ最大外径であればレイズドピラーリールの方が小さく見えるので、私は好んでレイズドピラーリールを作製していました。

もう一つ理由がありまして、私がリールを加工しようと心に決めたときに目標にしていたリール職人さんがバーミンガムタイプのリールを作製していたので、出来るだけ被らないように、私はレイズドピラーリールを作製しようと決めていたのです。

 

あれから10年の月日が経ち、そろそろ一度バーミンガムタイプリールを作ってみたくなったのです。

 

シルバーのフレームに対してエボナイトのサイドプレートのモデルがシンプルで一番好きなタイプなのですが、これに対してサイドプレートの穴が開いているとまた雰囲気がガラッと変わってしまいます。

 

レイズドピラーリールの場合はピラーはフレームに固定されます。

同じ金属同士なので違和感を感じることはないのですが、バーミンガムタイプリールの場合はサイドプレートにピラー用のネジが固定されるので、

それはデザイン的に美しくないと思っていまして、デザインを損なう部分を「ノイズ」と表現するのであれば、そのネジはノイズなのです。

 

 

ノイズのないデザインのリールも見かけるのでこれと言って新鮮味があるわけでもないのですが、せっかく作るんであれば自分の思い描いた形状で作ってみたいと思っています。

 

サイドプレートに関してはエボナイト、ウッド等のバーミンガムリールは見かけますが、それ以外をあまり目にすることがないので、今までレイズドピラーリールで作製してきたサイドプレートを上手く応用してみたい思いもあります。

 

今考えているのは小さなサイズで、DT-2Fでギリギリのサイズでトライしようと考えています。

今年は秋にイベントが数件あるので、出来ればそこに間に合わせたいのですが、来年2月のハンドクラフト展になるかもしれません。

 

小さなリールを作りますので完成の暁には是非手に取っていただきたいと思っています。

各パーツをどんな材料で構成するのかとか、各パーツの図面作成等々があるので、結構な時間がかかると思いますが、トライしてみようと思っています。

ちなみに同じタイプのリールの修理が全国各地から同時期に修理依頼にやってくる現象をシンクロニシティと言うそうで、日本語で同時頻発と言います。

 

同じリールばかりがたくさん売れるようなシンクロニシティになるよう、精進せねば........。